集客力がアップする!効果的なランディングページ(LP)の作り方(基本編)

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オンライン集客では必須といえるランディングページ(LP)。この記事ではランディングページの作り方について説明していきます。

実際に自分で作成してみると「こういうものか」と理解できるのですが、作った経験がないと説明を聞いてもなかなか実感がわかないと思います。

そういうことで、あなたもランディングページ(LP)を作成できるように、基本的なポイントと具体的な作成方法をまとめてみました。

ランディングページ(LP)とは

そもそもランディングページ(LP)とはなんでしょうか。

WEBサイトの訪問者がWEBページに着地する(land)イメージからこの名前がつきました。Landing Pageを略してLPとも呼ばれます。

一般に訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのWEBページのことを指します。

ランディングページ(LP)が目的としている訪問者のアクションには以下のようなものがあります。

  • 商品の注文や問い合わせ ・・・売上につなげる
  • セミナーやイベントの予約・・・見込み客の発掘
  • メルマガやLINE公式アカウントの無料登録・・・見込み客の発掘
  • 無料サンプルの登録・・・見込み客の発掘

ランディングページ(LP)は、WEBサイトの訪問者をダイレクトに注文やお問い合わせなどのアクションに結びつけることに特化したページなのです。

ランディングページ(LP)の特徴

さて、ランディングページ(LP)には3つの特徴があります。

  1. 縦長レイアウト
  2. 他のページへのリンクが無い
  3. 派手なデザイン

1.縦長レイアウト

一般的なランディングページ(LP)は縦長のレイアウトであることが多いです。中には1000行もの文章(セールスレター)が掲載されているものもあります。

なぜ文章が長くなるのかというと、商品のセールストークをそのままの流れで掲載することが多いためです。

特に高額な商品や認知度が低い商品は、訪問者の購買意欲を高めるためにさまざまな情報を提供するためページが長くなる傾向があります。

2.他のページへのリンクが無い

ランディングページ(LP)は訪問者を注文や問い合わせなどのアクションに結びつける目的のページですので、他のページに移ってしまうとアクションに結びつかなくなってしまいます。

目的としているアクション以外の行動につながるような要素はすべて除外しなければいけません。そのため、他のページへのリンクがないのです。

この特徴からランディングページ(LP)は「ペライチ(一枚ペラのページ)」と呼ばれることもあります。

3.派手なデザイン

ランディングページ(LP)は訪問者が注文や問い合わせなどの目的とするアクションに結びつくように、インパクトの高いデザインで作られます。

あなたはメラビアンの法則を知っていますか? 1971年にアルバート・メラビアンという心理学者が提唱した概念です。

「人がコミュニケーションをとる際に、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」を検証したものでその割合は以下の通りです。

  • 視覚情報:55%
  • 聴覚情報:38%
  • 言語情報:7%

ランディングページ(LP)は派手なデザインで訪問者の視覚情報にアプローチしているというわけです。

ランディングページのメリット

ランディングページ(LP)を使うと以下のメリットがあります。

  • ページ移動による訪問者の離脱が少ない
  • 訪問者が知りたい情報が1ページに集約されている
  • 理想的な順番で訪問者に情報を伝えられる
  • デザイン性が高く訴求力が強い

ページ移動による訪問者の離脱が少ない

ブログなどのWEBサイトにはページの上部(ヘッダー)や横(サイドバー)に他のページへ移動するためのリンクやバナーが表示されています。

訪問者はこのリンクをたどって、自分が知りたい情報や興味を持った情報を探します。しかし、注文や問い合わせといったアクションをして貰いたいときにはリンクはかえって邪魔になります。

ランディングページ(LP)では訪問者が他のページに興味が移らないように、余計なリンクを表示していません。これにより、訪問者がページ移動によって離脱してしまうことを防ぐのです。

訪問者が知りたい情報が1ページに集約されている

ランディングページ(LP)には訪問者が知りたい情報を1ページに全て掲載します。商品を注文してもらうたに必要なセールストークのすべてが詰め込まれているのです。

訪問者が商品を注文するのに必要な情報が全て掲載されています。訪問者は、商品に関する情報を探すために他のページを見たり調べたりする必要がありません。

理想的な順番で訪問者に情報を伝えられる

セールストークでは、訪問者が質問をしたことにより話の順番が変わったり、話題がそれて別の話をするケースもあります。これにより訪問者の理解度が下がってしまうことがあります。

しかし、ランディングページ(LP)の場合は、常に訪問者は上から下にページを読んでいきます。常に理想的な順番で訪問者に情報を伝えられるのです。

デザイン性が高く訴求力が強い

ランディングページ(LP)はブログや一般的なWEBサイトとは異なり、独立したページですので、他のページと視覚表現を統一するといったデザインの制約がありません。

このため、ページを自由にデザインすることができます。その結果、訪問者に強く訴求することが可能になります。

3種類のランディングページ

ランディングページ(LP)には3種類あります。

  1. 集客用のページ
  2. 説明会用のぺージ
  3. 商品用のページ

1.集客用のページ

集客用のページは見込み客を集めるためのランディングページ(LP)になります。コーヒーショップのカルディがコーヒーを無料で配ってお客さんにお店に入って貰うのをイメージすると分かりやすいと思います。

オンライン集客では、無料の電子書籍やPDFをプレゼントする代わりに、メルマガの配信先としてメールアドレスを登録してもらったり、LINE公式アカウントに登録してもらう形になります。

登録後に自動返信メールやLINE公式アカウントのステップ配信(メッセージ)で、あなたが作った電子書籍やPDFをプレゼントすれば良いのです。

無料プレゼントは、あなたの商品やサービスに関連するものにしてくださいね。店舗の集客をしている場合は、クーポンのプレゼントが有効でしょう。

料理教室の集客なら料理のレシピとか、ダイエット教室ならダイエットマニュアルといった形です。

2.説明会用のページ

あなたの商品について説明を聞きに来てもらうためのランディングページ(LP)です。

あなたの商品が低額であれば、説明会の人件費や時間的なコストから考えて説明会を実施しない選択もありますが、高額な商品であるなら説明会があった方が丁寧です。

イメージとしては、学習塾の無料体験会を開催し、体験会に参加しながら説明を受けるといったところでしょうか。オンラインならZoomがオススメです。

説明会の申し込みページを作成して、そこからZoomの説明会(オンラインセミナー)に申し込みしてもらう流れです。

説明会のコツは、有料で行うことです。これだけで、質の良い見込み客が集まります。無料で開催すると、あまり本気に考えていない人が参加したり、もっとひどいのは無断キャンセルもあります。

3.商品用のページ

実際に商品をオンラインで注文してもらうためのランディングページ(LP)です。説明会の中で商品を購入したい意思表示があれば、この商品用ページから購入してもらえれば良いのです。

ランディングページを作る方法

いよいよランディングページ(LP)の作り方です。ペライチ(一枚もののページ)といわれるから、簡単に作れると思うかもしれませんが、ランディングページ(LP)は成約率を決定する大事なページです。

効果的なランディングページ(LP)の作成には必要なステップがあります。以下の内容を参考に訴求力の高いランディングページ(LP)を作成してください。

ランディングページ(LP)を作成する方法は3つあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

  1. 外注する方法
  2. ツールを使う方法
  3. 自分で作る方法

1.外注する方法

ランディングページ(LP)を外注には、WEB制作会社や広告代理店、クラウドソーシングに登録しているフリーランスに依頼する方法あります。

個人でランディングページ(LP)を作成するのであれば、費用面を考えてクラウドソーシングが一般的でしょう。外注の相場は数万円~数十万円です。

2.ツールを使う方法

ランディングページ(LP)はクラウドサービスのツールを利用すると簡単につくることができます。

デザインやコーディング、サーバーの用意やドメインの登録も不要で、だれでも簡単にランディングページ(LP)を用意することができます。

ただし、ツールの場合はデザインに制約があるため、どうしてもインパクトが薄くなり訴求力に欠けるデメリットはあります。

あなたの商品が人気があってよく知られた商品なら、ツールで作ったランディングページ(LP)でも十分でしょう。

とてもコストパフォーマンスの良い選択肢ですので、最初はツールを検討することをオススメします。

無料で利用できるツールは記事の最後に紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

3.自分で作る方法

デザインは自由に作りたい。けれども外注するお金が無いときには自分で作るしかありません。

ただし、デザインやプログラミングの経験が一切ないとかなり難易度は高いです。

ランディングページ(LP)を作るために必要なスキルは以下の通りです。

  • コピーライティングのスキル
  • WEBデザインのスキル
  • HTML/CSS/JavaScriptなどのプログラミング言語のスキル

コピーライティングとデザインに関してはインターネットや本のサンプルを参考にすることで、ある程度の出来映えにはなるでしょう。

大変なのはプログラミング言語です。HTMLやCSSを覚えれば必要最低限のページを作ることはできますが、それだけではツールで作るページとクオリティはさほど変わりません。

アニメーションを入れるならJavaScriptが必須になります。スキルを習得する学習コストをいとわないなら別ですが、学習に無理を感じたらツールで作成するか、周囲で頼める人はいないか検討してみてください。

ランディングページの作成の流れ

ランディングページ(LP)の作成の流れは以下の通りです。

  1. 企画を立てる
  2. 構成のイメージを作る
  3. デザイン・コーディングをする(ツールの場合は不要)

1.企画を立てる

ランディングページを作るときに、最初から原稿に手をつけ始める人がいますが、それよりも前にやるべきことがあります。

企画部分は面倒な作業ですが、ここをしっかり固めてあれば、あとの作業はスムーズに進みます。原稿を書き始める前に、まずはランディングページの企画を固めていきましょう。

(1)ゴールの設定

何をするにもゴールが明確でなければなりません。まずはゴールの設置から始めていきましょう。たとえば商品の注文なのか、メルマガ登録なのか、セミナー申込みなのか、といった具合です。

(2)ペルソナ設定

ペルソナとは、ランディングページ(LP)を通じて宣伝したい商品の利用者イメージのことです。

たとえば、30代の男性で会社員で、独身で、趣味は料理で、良い料理教室がないか探している、といったように具体的なペルソナを設定して、ランディングページ(LP)の訴求方針を固めていきます。

(3)フックの決定

フックとはランディングページ(LP)内の目玉となる情報のことです。たとえば「2週間体験コース無料」「入学金無料」といった具合です。

2.構成のイメージを作る

企画が固まり、ランディングページ(LP)に盛り込む材料をそろったら、構成のイメージを作成します。

構成のイメージとはWebページの原稿のようなものです。作り方は人それぞれですが、以下のような方法がよくあります。

  • 他のランディングページ(LP)から自分のイメージに合うものを切り貼りして構成のイメージをつくる
  • 文章から作成し、あとからかんたんなデザインに起こす
  • 紙に手書きしたり、付箋に書いてホワイトボードに並べたりする

基本的には必要な情報だけが盛り込まれたシンプルな構成のイメージ作成を心がけると良いでしょう。

構成のイメージを作るときには、以下の点に注意してください。

  • 説明はやさしい言葉に言い換える
  • 身近でイメージしやすい内容にする
  • 商品に対する自分の思いや考えを入れる
  • 簡潔で分かりやすく

ランディングページの基本的な構成

よくあるランディングページの構成例を示します。

ヘッダー
訪問者がページを開いたときに最初に表示される部分です。キャッチコピーやフックを表示しユーザーの興味を喚起します。

「簡単にできる」「すぐに成果がでる」「返金保証付き」といったニュアンスで商品の売りをアピールする言葉を入れると良いでしょう。
ボディ
第1セクション:「~といった悩みはありませんか?」といった具合で、ユーザーの共感を誘います。

第2セクション:商品の利用を通じて悩みが解決したり、得られる成果を具体的に伝えます。

第3セクション:商品の特徴や機能について伝え、成果が出しやすいことを説明します。(実績データや利用者の声も入れます)

第4セクション:特典(今なら入学料金無料)や保証(成果が無ければ返金)を盛り込みます。
フッター
商品の入手方法や価格を提示します。このときに、具体的にどのような行動をとってほしいかを伝えます。

また、実際にあった問い合わせに対する回答や、ユーザーが考えるだろう疑問に対する回答を掲載します。

3.デザイン・コーディングする

構想のイメージが出来上がったら、デザインに進みます。

もしこの手順を自分で行う場合は、最初にランディングページ(LP)に使用する素材や完成見本を作成し、その後にコーディングという流れになります。

なお、ランディングページ(LP)作成ツールを使うなら本手順は不要です。

ランディングページのテンプレート

ランディングページ(LP)の訴求の方向性を決めたり、構成のイメージを作成するときに役立つ参考サイトを紹介します。いずれのサイトも無料で利用できます。

ランディングページを無料で作る方法

ランディングページを作れるツールを4つ紹介していきます。

  • ぺライチ
    ランディングページ(LP)作成に特化しているツールで、たくさんのテンプレートがあります。1アカウントで1サイト作成できます(無料版の場合)。ページ内に決済機能を導入できます。
  • Jimdo
    AIによる自動ページ作成機能があり、誰でもかんたんにきれいなデザインのページが作れます。
  • studio
    オリジナリティを出せるページ作成ツールです。使い方を覚えるまでは少々時間がかかりますが、デザイナーに頼らずにキレイなページが作れます。
  • Strikingly
    直感的な操作で簡単にページが作れます。1アカウントで複数のサイトを作ることができます。テンプレートはやや少ないです。

いずれのサイトも、できる範囲が限られますが、無料プランが用意されています。まずは触ってみて、やりたいことに最もマッチするツールを選んでみるのがよいでしょう。

以上、内容をまとめます。

  • ランディングページ(LP)は訪問者が着地するページ。
  • 目的は商品の訴求力アップ。
  • 種類は3つ。「集客用」「説明会用」「商品用」
  • 自分で作るのは大変なので、まずは無料ツールを試してみるのがオススメ